Column / Web制作

LP(ランディングページ)とホームページの違いと使い分け — 目的で選ぶ判断の考え方

2026.07.226分で読めます
Web制作

Web制作の相談で意外とよくいただくのが、「LPとホームページって何が違うの?」という質問です。 どちらも「ブラウザで見るWebページ」という点は同じで、見た目だけでは区別しづらいこともあります。 ですが両者は役割がはっきり異なり、目的に合わない方を作ると、費用をかけても狙った成果につながりにくくなります。

この記事では、Web制作を手がけるCoconutWorksが、LP(ランディングページ)とホームページの違いを整理し、どちらを選べばよいか・両方が必要になるのはどんなときかを、中小企業の目線でやさしく解説します。 費用の考え方はホームページ制作の費用はなぜ幅があるのかでも扱っています。

結論: LPとホームページの違い早見表

比較項目ホームページLP(ランディングページ)
主な目的会社・サービスの全体像を伝え、信頼してもらう1つの行動(申し込み・問い合わせ・購入)につなげる
ページ構成複数ページ(会社情報・サービス・実績・問い合わせ など)基本は1ページで完結。上から下へ読ませる縦長構成
主な訪問者の入口検索・紹介・名刺やSNSからの流入など幅広い広告やメール・SNS投稿など、狙って誘導した流入が中心
使う期間長く使い続ける情報の基盤。少しずつ更新するキャンペーンや商品に合わせて用意し、役目を終えたら見直す
成果の見方問い合わせ・認知・信頼など複数の役割で捉える狙った行動がどれだけ起きたかで比較的はっきり測れる

ひとことで言えば、ホームページは「会社やサービスを知ってもらう土台」、LPは「1つの行動につなげる出口」という違いです。 どちらが優れているという話ではなく、担う役割が違うため、目的に合わせて使い分けるのが基本になります。

ホームページの役割

ホームページ(コーポレートサイト)は、会社やサービスの全体像を伝える情報の基盤です。 検索・紹介・名刺やSNSなど、さまざまな入口から訪れた人が「この会社はどんなところか」を確かめる場になります。

  • 複数の目的を同時に担う — サービス紹介・会社情報・採用・問い合わせなど、訪問者によって見たいものが違うため、複数ページに分けて回遊してもらう作りが基本です。
  • 長く使い続ける — 一度作って終わりではなく、情報を少しずつ更新しながら長く運用します。信頼の土台になる分、急いで結果を出す用途には向きません。
  • 幅広い訪問者を想定する — 検討中の見込み客だけでなく、取引先・求職者・既存顧客など、立場の違う人が訪れる前提で構成します。

LP(ランディングページ)の役割

LPは、1つの行動に絞って背中を押すためのページです。 申し込み・問い合わせ・購入など「してほしいこと」を1つに定め、他のページへ逸れずにそこへ導く、縦長の1ページ完結型が基本の形です。

  • 目的を1つに絞る — メニューや余計なリンクを減らし、読み進めるうちに自然と申し込み・問い合わせにたどり着く導線を設計します。
  • 広告やメールとセットで使う — 狙った人を広告やSNS投稿から誘導し、その受け皿として機能します。流入元と内容がかみ合うほど成果につながりやすくなります。
  • 成果を測りやすい — 「狙った行動がどれだけ起きたか」で効果を捉えやすく、内容を見直しながら改善しやすいのも特徴です。

どう使い分けるか

  • まずホームページが向くケース — 会社やサービスの全体像を伝え、幅広い相手に信頼してもらいたい段階。多くの中小企業では、最初に整えるべきはこちらです。
  • LPが向くケース — 広告に費用をかけて集客する、特定の商品・サービスの申し込みを集中的に増やしたい、キャンペーンの受け皿がほしい、といった「1つの行動を増やしたい」目的が明確なとき。
  • 両方が必要になるケース — ホームページで会社としての信頼を担保しつつ、広告からの流入はLPで受けて申し込みにつなげる、という組み合わせです。役割が違うので、片方がもう片方を兼ねるより、それぞれを目的に合わせて用意した方が力を発揮しやすくなります。

迷ったときは、「いま一番増やしたい行動は何か」を起点に考えると整理しやすくなります。 まだ土台がない段階ならホームページ、増やしたい行動と流入経路がはっきりしているならLP、という順番が無理のない進め方です。

よくある質問

Q. LPとホームページ、どちらを先に作るべきですか?
A. 目的によります。会社やサービスの全体像を伝えて信頼してもらいたいなら、まずはホームページが基盤になります。一方、特定のキャンペーンや1つの商品の申し込みを、広告と組み合わせて集めたい段階なら、LPを先に用意する進め方もあります。「いま一番増やしたい行動は何か」から逆算すると迷いにくくなります。
Q. ホームページの中の1ページをLPとして使ってもいいですか?
A. 使えますが、役割が混ざりやすい点に注意が必要です。ホームページのページはメニューや関連リンクで回遊してもらう作りが基本で、LPは他へ逸れずに1つの行動へ導く作りが基本です。同じページに両方を求めると、どちらの効果も中途半端になりがちなので、目的がはっきりしているならLPは独立した作りにすることをおすすめします。
Q. 小さな会社だとホームページだけで十分でしょうか?
A. 多くの場合、まずはホームページがあれば足ります。LPが力を発揮するのは、広告に一定の費用をかけたり、特定の商品・サービスの申し込みを集中的に増やしたいときです。そうした狙いがまだ明確でないうちは、ホームページを整えることを優先し、必要になった段階でLPを足す進め方が無理がありません。

まとめ

LPとホームページは、「知ってもらう土台」か「1つの行動につなげる出口」かという役割の違いで捉えると、選び分けやすくなります。 どちらから作るべきか・両方どう組み合わせるかは、事業の段階や狙いによって変わります。「うちの場合はどちらが合う?」という段階のご相談も歓迎です。Web制作・LP制作サービスのページもあわせてご覧ください。相談・お見積もりは無料です。

執筆: CoconutWorks株式会社 代表取締役 中森 康介 — LINE構築・運用代行、システム開発、AI導入支援を手がけています。会社概要

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