「システム開発は数百万円かかるもの」というイメージから、エクセルと手作業のまま業務を回し続けている会社は少なくありません。 しかし実際には、対象業務を絞った小さな業務改善なら数十万円規模から現実的に始められます。 今の管理がシステム化すべき段階かどうかはエクセル管理の限界サイン7つでも整理しています。
この記事では、受託開発を手がけるCoconutWorksが、規模別の費用・期間の目安と、金額を決める要因、 費用を抑える考え方、見積もりで確認しておきたいポイントを整理します。 金額はいずれも一般的な目安で、正確には要件を伺ったうえでのお見積もりになります。
結論: 規模別の費用・期間の目安
| 依頼の規模 | 費用の目安 | 期間の目安 | 例 |
|---|---|---|---|
| 既存システムへの機能追加・小改善 | 数十万円規模〜 | 数週間〜 | 帳票の追加、入力画面の改善、外部サービスとの連携追加など |
| エクセル・紙の管理を単機能のシステムに | 数十万円規模〜(内容により変動) | 1〜数ヶ月 | 予約管理・顧客管理・在庫管理など、対象業務を絞ったシステム化 |
| 複数の業務をまたぐ基幹システム | 要相談(規模に応じて) | 数ヶ月〜 | 受発注〜請求まで一気通貫、複数部署で使う業務基盤など |
ポイントは、「システム開発」を一枚岩で考えないことです。 いきなり基幹システムを作る必要はなく、いちばん困っている業務ひとつをシステム化するところから始められます。
金額を決める4つの要因
- ①画面と機能の数 — 入力・一覧・集計・帳票など、画面が増えるほど工数は増えます。「誰が・どの画面で・何をするか」が費用の骨格です。
- ②データの複雑さ — 顧客と予約だけのシンプルな構造か、在庫・請求・権限管理まで絡むかで設計の重さが変わります。
- ③外部との連携 — 決済・会計ソフト・LINEなど、外部サービスとつなぐ要件は開発と検証の工数を押し上げます。
- ④作り込みの度合い — 社内数人で使う画面と、お客様に見せる画面では、求められる仕上げが違います。使う人に合わせた品質設定が大切です。
費用を抑える3つの考え方
- 対象業務を絞る — 「あれもこれも」を1回でやらず、効果の大きい業務から段階的に。小さく作って現場で使いながら育てる方が、結果的に無駄がありません。
- 既製のSaaSで足りないか先に確認する — 既製ツールで要件を満たせるなら、無理にフルスクラッチ開発はおすすめしません。弊社でもツール選定・導入支援という形のご相談を受けています。
- 技術選定を目的に合わせる — スピード重視ならノーコード(Bubble)、長期運用や拡張性重視ならコードベース(React/Next.js等)。目的に合わない技術選定は、後からの作り直しでかえって高くつきます。
見積もりで確認しておきたいポイント
- 要件整理が含まれているか — 「何を作るか」を固める工程が抜けた見積もりは、後から追加費用が膨らみがちです。
- 納品後の保守・追加開発の扱い — 業務システムは使い始めてからの改善が本番です。運用後のサポート体制と費用の考え方を先に確認しておくと安心です。
- 「作らない」提案をしてくれるか — SaaSで足りる・業務フロー変更で解決する、といった選択肢まで示してくれる相手は、業務を見て提案している証拠です。
なお弊社は、自社でも請求管理・勤怠管理システムを内製して本番運用しています。 「作る側」であると同時に「業務で使い続ける側」でもあるので、 運用に耐えるシステムかどうかという目線でご提案しています。
よくある質問
まとめ
小規模システム開発の費用は、対象業務の広さ・データの複雑さ・連携の有無・作り込みの度合いでほぼ決まります。 まずは「いちばん困っている業務ひとつ」から。エクセルの現物を見せていただければ、システム化すべきか・いくらくらいかの概算まで一緒に整理します。 複数社に見積もりを取る予定なら見積書の比較ポイントもあわせてご覧ください。システム開発・業務改善サービスのページもあわせてご覧ください。相談・お見積もりは無料です。

